習い事で不動の人気を誇っている水泳ですが、長年、水泳が支持されている理由は何でしょうか?

水泳は、幼少期、学童期に限らず、生涯の財産ともなる数々のメリットがあります。

1.王道の習い事 水泳は30年間トップ

厚生労働省や民間各社の習い事に関する調査で、水泳は常にトップに入っており、30年以上もの間、人気の習い事となっています。

なぜ、習い事として、水泳がこれほど人気なのでしょうか?

水泳は、他のスポーツにはないメリットがあります。

2.水泳で得られる5つのメリット

(1)効率よく全身運動でき、基礎代謝や免疫力アップ

水泳の最大の特徴は、全身の筋肉を効率よく使えることです。

水をかいたりバタ足したり、普段あまり動かさない腕、肩、体幹の筋肉を使い、運動量が増えるため、短時間で高いエネルギー消費が見込めます。

また、水中で体温を一定に保てるように体温調節機能が発達するため、風邪をひきにくくなると言われています。

皮膚から伝わる水圧が毛細血管への刺激となり、血液やリンパの循環が良くなり、免疫力アップに繋がるとされています。

(2)ケガをしにくく、腰痛、肩こりの改善やリハビリにもおすすめ

体が成長過程にある子どもにとって、水泳は特定の部位に強い力がかからず、安全性が高いスポーツです。

骨の端には軟骨があり、成長中の子どもはここから骨が伸びていきます。

軟骨は骨より弱く、成長期にマシンを使うような高負荷のトレーニングやハードな競技で軟骨を痛めてしまうと、骨が育たなくなったり変形したりするリスクがあります。

また、水中での運動は、骨格や関節への負担が軽減されるため、リハビリの一環で水泳をおすすめする方もいます。

水泳は、腰や肩周りの筋肉を動かすことによって血行が促進され、腰痛や肩こりが改善されるケースがほとんどです。

おすすめはクロールと背泳ぎで、腰や肩の筋肉を無理せず動かすことができます。

(3)心肺機能が強くなる

水泳は気管支の弱い子や喘息の子にも推奨されています。

水中では水圧を受けるため、陸上より呼吸筋が鍛えられます。

水泳は息継ぎの時、空気を吸い込み、しっかりと吐き切るには横隔膜を使うので、自然と深い呼吸になります。

プールは湿度が高く、埃も立たないので、喘息の発作が起こりにくいと言われています。

(4)自律神経のバランス調節に役立ち、睡眠改善

一般的に自律神経は自分の意思で調節できないと言われていますが、呼吸と寒冷による刺激によって自律神経に働きかけることができます。

深い呼吸と水中での皮膚からの寒冷刺激もある水泳は、自律神経を整えるのに効果的です。

程良い有酸素運動を行うことで、運動不足を解消し、自律神経のバランスが整えられると、よく眠れるようにもなります。

また、水中での浮遊感はストレス解消に繋がり、リフレッシュ効果もあります。

(5)赤ちゃんからお年寄りまで、一生続けやすい

水泳は”生涯スポーツ”と言われています。

特に、大脳は3歳頃までに大人の脳の約7割まで成長するため、脳神経のネットワークが構築される幼児期に、なるべく色々な経験、刺激を与えてあげると良いと言われています。

また、生活習慣病を予防、改善するためには有酸素運動が効果的なため、自分のペースで無理せず、定期的に運動して健康な体作りを目指しましょう!

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